
熊本県·和菓子
加勢以多(かせいた)
最中の皮を割ると、ねっとりとした琥珀色の餡。ひと口含めば、果実のやさしい酸味と甘みが、上品にとろけていきます。 加勢以多は、マルメロ(花梨に似た果実)の羹を種ではさんだ、熊本に伝わる南蛮由来の銘菓。その名はポルトガル語で「マルメラーダの箱」を意味する言葉が由来とされます。17世紀頃から熊本藩主・細川家に愛され、正徳年間からは幕府への献上品にも加えられました。明治に一度途絶えたものの、戦後に復刻され、今に伝えられています。 茶人にも愛されたと伝わる、歴史ある一品。お茶のお供に、肥後の雅な味わいをどうぞ。
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