
広島県·和菓子
中屋 物外
尾道の中屋本舗が作る、ちょっと硬派な銘菓「物外(もつがいさん)」。碁盤を思わせる四角い形のおまんじゅうで、なめらかなこし餡をしっとりとした生地で包んでいます。 名の由来は、幕末の尾道に実在した僧・物外不遷(もつがいふせん)。「拳骨和尚」と呼ばれた剣術と怪力の達人で、江戸の骨董屋で見事な碁盤を見つけたものの代金がなく、拳で碁盤を打って手付け代わりにした——そんな逸話が残ります。その碁盤は今も尾道の済法禅寺に伝わるのだとか。 四角い姿は碁盤を、表面の三つのくぼみは拳の跡を表しています。尾道の歴史と豪傑の物語を、ひと口で味わえる一品です。
読んだら記録してみる



