
滋賀県·和菓子
たばしる
ちょっと不思議な名前のこの和菓子、名づけ親はなんと松尾芭蕉です。石山寺の門前にある茶丈藤村が作る「たばしる」。名前は、芭蕉が石山寺で詠んだ句「石山の 石にたばしる 霰かな」に由来しています。 あられがはじけ飛ぶような句の躍動感を、お菓子に写し取った一品。珪灰石を思わせるやや武骨な見た目ですが、触れるとやわらか。お餅をそっと割ると、大粒の釜揚げ丹波大納言がころりと転がり出てきます。あられが石にあたって走る、あの一瞬がそのまま込められています。 お餅のやさしさと小豆のふくよかな甘み。石山寺の風景と芭蕉の一句を味わう、大津ならではの銘菓です。
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