
宮崎県·郷土料理
菜豆腐(なとうふ)
豆腐のなかに、季節の野菜や花を散りばめて。椎葉村の菜豆腐(などうふ)は、山里の知恵が生んだ彩り豊かな郷土食です。 かつて豆腐がごちそうだった時代、限られた大豆を補うため、野菜や葉を混ぜて作ったのが始まりといわれます。春には菜の花や藤の花、秋から冬には椎茸や柚子と、季節ごとに表情を変えるのが魅力。冠婚葬祭の席にも欠かせない、ハレの日の一品でした。 水にさらさず、しょうゆや柚子味噌でいただくのが椎葉流。切り口にのぞく彩りは、まるで一枚の絵のよう。山の暮らしが大切に守ってきた、素朴であたたかな味わいです。
読んだら記録してみる



