
宮崎県·郷土料理
高千穂の神楽そば
寒い夜にあたたかな汁とともにすするそば――高千穂の神楽そばは、夜神楽の席で振る舞われてきた、心まで温まる一杯です。 高千穂の夜神楽は、毎年冬に町内の集落で奉納される神事で、国の重要無形民俗文化財。夜通し続く三十三番の舞を見守る人々に、温かいかけそばが供されてきました。冷え込む夜更け、湯気の立つそばが冷えた体に、じんわりとしみわたります。 香り高い高千穂のそばを、だしの効いた熱々のつゆで。神楽の太鼓や笛の音を聞きながらすする一杯は、味わいもひとしおです。長い夜を見守る人々の体を温めてきた、神話の里の冬を彩る、ぬくもりの郷土食です。
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