
高知県·海鮮
室戸のクジラ料理
刺身に、竜田揚げに、煮物に。赤身の濃い旨みと、独特の歯ごたえ——室戸に受け継がれてきたクジラ料理は、この港町の長い歴史そのものです。 室戸は土佐捕鯨発祥の地とされ、1624年(寛永元年)頃、地元の大庄屋が藩の許しを得て鯨組を興したのが始まりと伝わります。以来、土佐湾の捕鯨は300年以上続きました。 高知では年越しにクジラ肉入りの「暮れの煮物」を食べる習わしもあり、大きなものにあやかって「大物になるように」との願いが込められていたといいます。捕鯨そのものは時代とともに幕を下ろしましたが、その食文化は今も鯨料理の店などに息づいています。室戸を訪ねたら、味わってみたい一品です。
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