
奈良県·特産品
大和郡山の金魚
朱色の魚が、水のなかをゆらりと泳ぐ——大和郡山は、日本でも有数の金魚の産地です。 その歴史は享保9年(1724年)、柳澤吉里が甲斐(山梨県)から大和郡山へと移ってきた頃に始まると伝えられます。やがて藩士の副業として広まり、明治維新後は職を失った武士や農家の手で盛んに育てられました。水利に恵まれ、ため池の多いこの土地は、金魚づくりにぴったりだったのです。ため池にわくミジンコが、稚魚のえさにちょうどよかったともいわれます。 毎年夏には「全国金魚すくい選手権大会」が開かれ、全国からすくい手が集まります。城下町の水路をのぞけば、今もたくさんの金魚たち。「金魚のまち」と呼ばれる、ゆたかな水の風景を、ぜひ見にきてください。
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