
三重県·銘菓
平治煎餅
阿漕浦に伝わる、ちょっぴり切ない親孝行の物語をご存じでしょうか。 平治煎餅は、大正二年(1913年)創業の平治煎餅本店が作る津市の銘菓です。病の母のために、禁漁とされた海で魚を獲り続けた孝行息子の平治。やがて浜に置き忘れた一枚の笠が証拠となり、彼は捕らえられてしまいます。その「忘れ笠」の形を模して作られたのが、この煎餅なのです。 卵・小麦粉・砂糖だけで焼き上げた、笠の形の薄い煎餅。パリッとした食感と卵のやさしい甘さの奥に、母を思う息子の物語がそっと込められています。津を訪れたなら、ぜひ味わってほしい銘菓です。
読んだら記録してみる



