
神奈川県·工芸品
大山こま
手のひらで回せば、ブーンと低く心地よい音。鮮やかな色合いと素朴な手ざわりが、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。大山こまは、大山詣りとともに親しまれてきた郷土玩具です。 その由来は江戸時代にさかのぼり、大山信仰の広まりとともに、参拝者への土産物として人気を集めました。朱・紫・藍の三色に塗り分けられ、「お金がよく回る」ことにちなんで金運の縁起物としても重宝されたと伝わります。心棒を太く削るのは、こま同士をぶつけ合う遊びで倒れにくくする工夫だそうです。 職人が一つひとつ手づくりする伝統の技は、今も大切に受け継がれています。子どもの玩具にも縁起物にもうれしい、大山みやげです。
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