
埼玉県·郷土料理
長瀞のそば
石臼でゆっくりと挽いたそば粉を、手で打ち、細く切りそろえる。長瀞のそばは、清らかな水に恵まれた秩父の地で、ていねいに育まれてきた一杯です。 せいろに盛られた麺は、つややかで角が立ち、ほのかにそばの実の青い香りを放ちます。たぐってすするとコシが心地よく、瑞々しいのど越しがすっと抜けていきます。噛むほどに広がる、そば本来の甘みと風味。つゆにくぐらせれば、香りがいっそう立ちのぼります。 秩父名物のくるみだれや、きのこをきかせたつけ汁で味わうのも格別。岩畳の渓谷を眺めたあとにたぐる一枚は、長瀞の空気ごと味わうような、しみじみとしたおいしさです。
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