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追分羊かん
竹の皮を開くと、つやつやと黒光りする羊羹が現れる——創業元禄8年の味です。 追分羊かんは1695年創業。徳川家光の時代、箱根で倒れた明の僧を介抱した初代が、羊羹の製法を教わったことが起源と伝わります。店名は、東海道と清水港への道が分かれる「追分」に店を構えたことに由来。北海道産小豆の餡に餅米を混ぜ、抗菌作用のある竹の皮に包んで蒸す昔ながらの製法を守り続けています。 竹の香りがほのかに移った蒸し羊羹は、静岡に隠居した徳川慶喜も好んだと伝わる逸品です。むっちりとした食感とやさしい甘さは、参勤交代の大名や旅人をも魅了しました。三百年以上受け継がれた東海道の味を、ぜひ味わってみてください。
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