
愛媛県·郷土料理
ふくめん
皿の上には、白やピンクの魚のそぼろ、緑のねぎ、そしてオレンジのみかんの皮。色とりどりに飾られた、まるで春の野原のような華やかな一皿です。じつはその色の下には、細く切ったこんにゃくがそぼろにすっかり覆われて隠れています。これが宇和島に伝わる祝いの料理「ふくめん」です。 白身魚をほぐして甘く味つけしたそぼろを、糸こんにゃくの上にこんもりとのせ、薬味で彩ります。こんにゃくが見えなくなるほどすっかり覆い隠す姿から「覆面(ふくめん)」と呼ばれるようになったとも伝わります。 四つの色は四季を表すとも言われ、結婚や長寿のお祝いの席をにぎやかに彩ってきました。
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