
大阪府·特産品
吹田くわい
ほっくりとした口あたりのあとに、ふっと残るほろ苦さ。小さいのに味が濃く、一度食べたら忘れられない——吹田くわいは、そんな滋味深い野菜です。 1701年の文献『摂陽郡談』に「形は小さいが味はたいへん良い」と記された、由緒ある作物。江戸時代には京都の御所へ献上され、200年近く続いたと伝わります。植物学者の牧野富太郎博士が日本原産であることを明らかにし、学名をつけたことでも知られます。芽が出る姿から「お芽出たい」と、縁起物としても親しまれてきました。 絶滅の危機を越えて受け継がれた、なにわの伝統野菜。小さな塊茎に、長い歴史が詰まっています。
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