
大阪府·郷土料理
箱寿司(大阪寿司)
四角く整えられた寿司の上に、海老や穴子が彩りよく並ぶ。ひと口ごとに、丁寧な仕事が伝わってきます。 箱寿司を生んだのは、船場の「吉野寿司(吉野鯗)」。天保12年(1841年)の創業と伝わります。三代目が明治20年ごろ、二寸六分(約8cm)四方の木型に酢飯と具を詰めて押す、新しい押し寿司を考案しました。煮穴子や焼き海老、鯛などの仕事が小さな一切れに凝縮された姿は、「二寸六分の懐石」とたたえられるほど。生ものを使う江戸前とは違い、ひと手間かけた上方の寿司です。 型に押された美しい断面は、まるで宝石箱。目でも舌でも楽しめる一品です。
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