
茨城県·日本酒
府中誉(渡舟)
杯を近づけると、果実のような華やかな吟醸香がふわり。ひと口含めば、米のふくよかな旨みがとろりと舌の上に広がり、低温でじっくり醸した深い味わいが、ゆっくりと余韻を残します。飲むほどにじんわり満たされる、石岡の純米酒です。 原料は「渡船(わたりぶね)」という幻の酒米。山田錦の親にあたるこの品種を、府中誉が契約農家とともに平成のはじめに復活させました。手間ひまをかけて育てた米の力が、この一杯に凝縮されています。 安政元年創業、かつて「関東の灘」と呼ばれた酒どころの蔵元です。よく冷やしてもよし、ぬる燗でふくらむ旨みもよし。じっくりと向き合いたい、滋味あふれる一杯です。
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