
三重県·和菓子
二軒茶屋餅
お伊勢参りで賑わった勢田川の舟着場に、その昔「角屋」と「湊屋」という二軒の茶屋が並んでいました。二軒茶屋餅という素朴な名前は、ここから生まれたと伝えられています。創業は天正年間(1575年ごろ)。約450年ものあいだ、こし餡を薄い餅皮でやさしく包み、香ばしいきな粉をふんわりまぶす製法を変えずに守り続けてきました。 もち米を蒸して臼で丹念につく昔ながらの生餅は、なめらかで柔らかな歯ごたえ。きな粉のやさしい香りに包まれた一口は、舟で伊勢を目指した旅人たちが味わったのと同じ味わいです。伊勢三大餅のひとつに数えられる、時を超えた逸品をぜひ。
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