
京都府·郷土料理
丹後のばらずし(宮津)
まつぶたと呼ばれる浅い木箱のふたを開けると、緑やピンクが散る景色が目に飛び込んできます。丹後地方にだけ伝わる、ちらし寿司の郷土料理です。 主役は、甘辛く炊いた焼き鯖を細かくほぐして炒めた「鯖のおぼろ」。すし飯にこのおぼろをびっしり敷き、椎茸の含め煮、錦糸玉子、紅しょうがを彩りよく重ねます。鯖の旨みが甘酢飯にしみて、ひと口めから濃いコクが広がります。 祭りやハレの日に、母や祖母がまつぶたいっぱいに作って切り分けてきたごちそう。四角く切られた断面の、甘い鯖そぼろと玉子のコントラストを見れば、箸が止まらなくなります。
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